9月2013

雑穀畑から生まれたハンバーガー
Hamburger Born From A Traditional Grain Farm

★高キビハンバーガー5号表紙 2

 

雑穀と野菜だけでできているとは誰も信じてくれない
ジューシーさもコクもうま味も満点の
高キビハンバーガーが誕生したのは30年前です。

 

「人間の健康を支える食の基本は
穀物を主食として8割以上食べること」、

 

という衝撃的な説を学び始めた私の気持ちは複雑でした。

 

「ごはんばかりのシンプルな食事では
満足できないのではないか。」

 

という気持ちと、

 

「ほんとうだったら、なんだかほっとする。
真実を自分で試してみたい!」

 

という2つの気持ちがあったのです。

 

 

そんな時に、自然食品のお店で
高キビの粒を見つけました。

 

 

白米以外のつぶつぶ=雑穀との初の出会いでした。

 

 

こわごわ、水を入れて煮てみたら、
硬くていくら煮ても煮えません。

 

圧力鍋で10分炊いてみたら
キュッとした歯ごたえがおいしい。
赤茶色のごはんになりました。

 

★高キビ炊きあがり

 

見たとたんに、ピンと閃いたのです。

 

「挽肉みたい、これでハンバーグ作れないかな」と、

 

子どもも大人も大好物の世界的人気メニュー、
ハンバーガーが雑穀で作れたら、
健康とグルメを同時に満たす
新しい食の世界が生まれるのではないかと
イメージがむくむくとふくらみました。

 

 

皮ごとすり下ろした人参をつなぎに
早速試してみました。

★高キビハンバーグの具

 

★高キビハンバーグ混ぜてる

 

★高キビハンバーグ焼いてる

 

結果は大成功!

 

見た目も味もハンバーグ、

 

肉大好きな子も肉嫌いな子もおいしいと大喜びの

 

つぶつぶハンバーグができあがりました。

 

★高キビハンバーグ焼き上がり

 

 

バーガーパンにはさんで
いただきまーす!

 

食いしん坊の私の創作意欲に

火が着いた瞬間です。

 

 

秋の実りの雑穀畑から3
From The Fall Harvest Of A Traditional Grain Farm Pt.3.

高キビと背比べ!

 

高キビと背比べ

 

もうすぐ収穫適期を迎える高キビ畑です。

 

台風が来たので、倒れないように
何本かをまとめて縛っています。

 

穂のアップです。
これで、雑穀ハンバーガーが10個以上作れます。

 

高キビ穂

 

背が高いので高キビ、英語名はソルガム(Sorghum)、
中国では高梁(こうりゃん)と呼びます。
韓国ではススと呼び、丈夫な子どもを育てるのに欠かせない
伝統の穀物と言われています。

 

粒は、赤茶色でお米くらいの大きさです。

 

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大さじ2杯の高キビを一晩水に浸けてから
3合の白米に炊き込むと赤いビーズを散らしたような
かわいいごはんになります。

 

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収穫が楽しみ!

 

 

生命力を高める料理のデザイン

 

というミッションを
私に思い出させてくれた、
高キビハンバーガーの誕生の時を思い出したので
明日、書きます。

真木千秋からの便り「手が知っていること」
Letter From Chiaki Maki, “What Hands Know About”

インドから帰国したばかりの千秋さんから
メールと写真が届きました。

 

レモン塩漬け

 

写真は、レモンの岩塩漬け、
一週間干したあと、香辛料を入れるそうです。

 

手料理の無限の可能性に、いつも感動している私は、
このメールを読んで、私の魂の奥にある何かと
千秋さんの魂の奥にある何かが、共振しているのを
感じて、うれしさがこみ上げてきました。

 

創造する存在、私たちの想像を形にしてくれる
大切な相棒が両の手。

 

手で作られたものには、手を通して
作り手の愛と生命力が満ちていきます。

 

つぶつぶ料理は、毎日のキッチンで、
私の手から生まれました。
そして、暮らしの中で進化し続けています。

ほんとうに、手が知っているのです。
入れるべき調味料の量も、
いつ混ぜたらいいかも!

 

千秋さんのメールシェアしますね。

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ゆみこさん

gangaがはじまってもうじき4年、

 

私も年間約半分の月日、
ganga工房でのものづくりに費やしてきました。

 

四半世紀もの間インドで織ものを作り続けてきて、
今も日々驚かされることがたくさんあります。

 

工房では手の仕事は無限大で、
普通に考えるとやってはならないことやできないことがありません。

 

「手」でやればできることをなんでもやる、
それが工房の姿勢です。

 

畑を耕し、農作物を育て、
その恵みをいただくのととても似ている、
おいしい作物をつくる為に生まれる知恵、器用な手。

 

経験の積み重ねや手から手に受け継がれるもの、
自然に近ければ近いほどわかること。

 

手は知っているかのようにうごいている。

 

染織もまた暮らしの中でどんどん進化し、
毎日素材と向き合い、生かすことでさらに美しく、
心地よくなることを感じます。

 

そのようにして今年もまた新しい風合いがうまれています。

 

真木千秋

 

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上田のギャラリーでの出会い以来、
毎年、春と秋に20年にも及ぶインド中を駆け巡っての
千秋さんの手仕事の結晶を、
つぶつぶカフェで紹介しています。

 

10月1日まで、つぶつぶカフェで展示販売会が開催中です。
http://www.tsubutsubu.jp/news/

 

私は、この秋はパシュミナウールのふんわり軽い、
かわいいストールとエメラルドグリーンのしわパンツが
気に入りました。

 

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糸

 

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赤ストール

 

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敷地の真ん中に月を映す池のある
大きなあたらしい工房を建設中だそうです。

 

出来上がったら、gannga工房の見学と
ヒマラヤの麓のつぶつぶ食生活体験研究ツアーを
したいなあとワクワク夢がふくらんでいます。

 

ツアーに興味ある方は、
「あたらしい私になる!メルマガ」に
エントリーしておいてね。

真木千秋の羽衣との出会い
My Encounter With Angel Robe Made By Chiaki Maki

2006年夏、

 

10日間続いた不思議な高熱が下がったその日、
ふと、手に取ったハガキに目が止まりました。

 

高熱とは言っても体は元気だったので、その間も寝込むことも無く
いくつものセミナーや取材をこなしてほっと一息、
長野から東京へ戻る前のカフェのカウンターにそのハガキがありました。

 

たくさんの色が織り合わさった
透ける輝きを持ったストールの写真に惹き付けられました。
なんだか、心が騒ぐのです。

 

☆0181

 

あとで「風羽」という名前だと知りました。

 

真木テキスタイルスタジオのシルクの服とストールの
展示販売会のハガキでした。
会場は新幹線で隣の駅の上田の郊外。

 

気になりながらも、やっと下がった熱のせいで
汗もかかずさわやかだったのが、
一気に「下界に戻った」みたいな感じで、
蒸し暑さに汗ばむ状態になっていました。

 

そのせいか、何となくのだるさが押し寄せていたので
ハガキをポケットにしまい、
「さあ帰ろう」と決めて新幹線に乗りました。

 

それなのに、気がついたら
上田の駅のタクシー乗り場に居る私。
その間の記憶が消えていました。

 

タクシーがすーっとやってきて
はがきに書いてあったギャラリーの名前を伝えると
良く知っていると言いながら動き出しました。

 

いつの間にか寝てしまい、
起こされて、農家の庭のようなところに下ろされたのです。

 

「あれ、こんなところにギャラリーなんてあるの?」

 

辺りを見回して路頭に迷っていたら
塀の向こうから白髪のおじさんが声をかけてくれました。

 

ぐるっと回ったところにその農家の蔵があり、
その奥がギャラリーになっていました。

 

入って行くと、「ゆみこさん!ですよね」
と声をかけられてびっくり。

 

ギャラリーを運営している女性が
つぶつぶのファンだったのです。

 

シンプルな中にきらめきのあるシルクの
ストールと服を次々と手に取り、試着しながら、

 

どれもが、手で紡がれ、手で織られていること、
グレーから生成り色、金色までのバリエーションは
ほとんど天然の色、
インドの野生の繭のシルクだということ。

を教えてもらいました。

 

そしてピッタリのタッサーシルクのパンツとタンクトップと
ハガキに載っていたオレンジに見えるたくさんの糸を織り込んである
ストール「風羽」を羽織ったとき、

 

それまで味わったことのない、軽くて温かくて包み込むような
新鮮で心地よい衣服の感触がそこにありました。

 

パンツもタンクトップもあつらえたようにピッタリのサイズ、
その上に風羽をまとったとき、

 

「天女の羽衣」

☆0099

というイメージが浮かびました。

 

 

 

なぜか、あたらしい私への天からのプレゼントだと感じました。

 

つぶつぶ24年目の10日間の高熱、
その最中はなぜか
鳳凰=火の鳥が私の中に居る
と感じていました。

火の鳥の炎に焼きつくされて、私の細胞全部が生まれ変わった、
そんな気分になっていたのです。

 

あたらしい私には、あたらしい衣が必要です。
絶妙のタイミングであたらしい衣服が届いたなあと、
感動でした。

 

オーナーデザイナーの真木千秋さんに出会うのは、
ずっとあとでした。

 

会ってみたら、千秋さんの夫は、私がギリシャの旅で出会って
ところどころで同じ旅程をシェアした男性たちの中の一人
だったことがわかったのです。

 

エーゲ海のサントリーニ島をいっしょに目指した
数人の日本人の中に彼が居ました。

 

2年前にヒマラヤの麓のganga工房を訪ねた時の写真です。

 

真木ファミリー

 

向かって左から2番目が真木千秋さん、
ganga工房の責任者ラケシュとそのお父さん、
そして、千秋さんの夫のパルバさんです。

 

日本には、武蔵五日市市に竹林Shopがあります。

http://www.itoito.jp

 

10月1日まで、つぶつぶカフェで展示販売会が開催中です。
http://www.tsubutsubu.jp/news/

秋の実りの雑穀畑から2
From The Fall Harvest Of A Traditional Grain Farm Pt.2.

 

たわわに実るもちアワ畑で、
もちアワのエネルギーを吸収しています。

 

もちアワ畑のゆみこ

 

もちアワの小さな粒の色は少しくすんだ黄色です。

 

もちアワ写真

 

おっぱいの出を良くする、
女性の子宮まわりの血の巡りを良くする、
と言い伝えられ、
大切に食べ継がれて来た穀物です。

 

鉄分も多いので貧血にもいいと言い伝えられてきました。

 

クセが無く穀物の中で一番甘いのです。

 

生理的にも味の面でも
アワは、女性の体の強い味方なのです。

 

その調和のエネルギーと
響きあわせしました。

 

繊維と脂肪分が多く卵のようなコクとうま味があるので
砂糖もミルクも卵も使わずに、簡単に
おいしいドーナツが作れます。

 

楽しみ!

もちアワのドーナツ

秋の実りの雑穀畑から1
From The Fall Harvest Of A Traditional Grain Farm Pt.1.

私の暮らしの拠点である「いのちのアトリエ」の東には
七色の雑穀畑が広がっています。

 

半セルフビルドの建物が何とか住めるまでになった
1996年、雪解けを待って草地をひらき、
はじめて雑穀の種を蒔きました。

 

毎年、ひらき続けて自家用とおいしい品種の種継ぎ
を目的に栽培を続けています。

 

栽培しているのは、
ヒエ、もちアワ、うるちアワ、もちキビ、高キビ、
シコクビエ、アマランサスです。

 

毎年春には、種の配布キャンペーンをしています。

 

ヒエ畑

 

ヒエ畑です。

 

ヒエは北日本や裏日本の伝統主食作物です。
山間地では昭和40年代後半まで主食でした。

 

ヒエは脂肪含有量が多く、体を温める力があるので
ヒエが主食だった東北人は寒さに強い体を持っていました。

 

貴婦人のようにツンと実るヒエといっしょに
おすまししてみました。

 

ゆみことヒエ2

 

オフホワイト色の粒は
クセのないミルキーなうま味を持っています。

 

ヒエの粉を煮たベシャメルソースで創る
ヒエのクリームコロッケは大人気、
おいしく食べて
冷え知らずの体がつくれます。

 

ヒエのクリームコロッケ

私が私になる旅
The Journey For Me To Become Myself

価値がないと思いこまされていた雑穀と同じように、

自分の本当の価値や力を知らないで生きている私たち。

 

生まれてからこれまでに着せられてきた

価値観や固定観念、思考のクセや感情の反応パターン、

そして生活習慣という「鎧」、これが相当分厚い。

 

とにかくどんどん脱いでいくしかないと、

自分の体の声に耳を澄ませ、

体が本当はずーっと悲鳴を上げていたハイヒールや、

ストッキングを捨てることから、

その一歩が始まりました。

 
外で料理
 
そして、

私の体が、本当は、いらないと言っていた

砂糖や、動物性の食べ物もやめました。

 

わくわく、ドキドキしながら

「本当の自分にたどり着こう」と、

脱いでも、脱いでも、

次々と別の「鎧」が現れてきます。
 

どんどん脱いでいくと、

ケガの上に巻いた包帯のように、

はがそうとすると痛い!

包帯と皮膚が一体化している。

これは包帯なのは皮膚なのか!
 

痛みをこらえて

ちょっとずつはがして

とうとう全部脱いだつもりが、

まだ着ていた!

…ということの繰り返しなのです。
 

けれども、

脱ぎ捨てるごとに心と体が

輝きを増していく。

 

そんな自由と幸福感に、

日々勇気づけられ、

私は、私になる旅、

暮らしの大冒険を続けています。

アクエリアス維新
The Aquarius Restoration

水瓶座・アクエリアスのエネルギーを受けて、

地球自身の進化がはじまっています。

 

そして、女性性の目覚めが加速度的に進んでいます。

男性の中でも女性性が目覚めて

内なるバランスをとろうとし始めています。

 

癒しと変革の力を秘めた女性から先に、

意識の変容がはじまっています。

 

長い間封印して来た創造のパワーと役割に目覚めた女性が

役割を果たして来た男性パワーの労をねぎらい、

愛で包み、抱きとめて、進みはじめるときが来ました。
 

舞い降りた天女
 

目覚めた女性が、

制限的なセルフイメージから自分自身を解放して

波動の高い体で人類を生み変えていきます。

 

つぶつぶは、女性の目覚めを生理的にも波動的にも

支えるために生まれました。

自然を守り、体と心の健康を支える革新的な食スタイルです。

 

食べものは直接体内に入って意識や肉体に影響を与えます。

食事の波動を高く保つことで体と心の波動が高まり、

調和がもたらされ、目覚めを加速します。

 

波動の高い体は、低い波動を持つ有害物質の影響や

ストレスの影響を受けることがありません。

 

波動を高める食べ物と、

波動を下げる食べ物を見分ける知識が必要です。

前者は体の機能を高め、心を前向きにします。

後者は、体の機能を乱したり妨害したりマヒさせてしまいます。

 

波動の高い食べ物をエネルギーの法則に沿って料理し、

感謝して楽しく喜んで食べることで、

より高いレベルの生命エネルギーを受け取ることができ、

スムーズに肉体の波動を高めていけます。

 

食べ物の波動を上げることは、

地球の波動アップと響きを合わせてともに進化するための

必須要素です。

男性パワーと女性パワーの交代期
Time For Shift From Masculine Power To Feminine Power

気の遠くなるほどの長い間、男性のパワーが、

物質世界の完成に向けて、そして、

人間の良きパートナーとしての肉体の完成に向けて、

働いてきました。

 

今までは、「分離」「支配」「闘争」「破壊」という

火のエネルギーから生まれた男性パワーが主になって、

物質世界を構築してきました。

 

その物質世界を影で支えて来たのは、

「愛」と「統合」と「融和」と「創造」という

水のエネルギーを司る女性パワーです。

 

その結果は目を見張るものがあります。

 

物質世界と肉体の完成を経て、

地球と私たち人間は、生命体としての完成に向けて

あらたなステージに立っています。

 

あらたなステージの主役は女性です。

女性パワーが主になって

生命世界の進化発展をリードして行きます。

 

太陽を抱く天女

 

男性自身にも手に負えなくなり、

男性自身をも苦しめるようになってしまった

暴走している男性パワーを止めて、

物質世界と肉体人間に愛を吹き込む役割を担って

私たち女性は、いま、ここ、に目覚めます。

 

私たち女性の目覚めに、

地球生命系の運命がかかっています。

天女伝説
Legend of Ten-nyo

天女という言葉からどんなイメージを思い浮かべますか。

 

羽衣伝説、天から舞い降りた天に住む女性、

おとぎ話、神話などでしょうか。

 

浮かぶイメージは、羽衣をまとった曲線美の

透き通るような肌の美しい女性が、

軽やかに宙を舞う姿でしょうか。

 

江ノ島の弁天さまは、海を荒れさせるなどして暴れる竜を諭して

人びとを救うために舞い降りた天女の聖地と言われています。

 

広島県にある安芸の宮島の弁天さまが有名ですが

赤い鳥居の弁天さまは日本各地に無数にあります。

 

天に住む美しい女性たちが連れだって地上に舞い降り、

水浴びなどして遊んでいるのを見た地に住む若者が、

光り輝く美しい羽衣に魅入られ、それを隠してしまい、

一人の天女が戻れなくなってしまう。

 

そして、若者と結婚して子供をもうけ幸せに暮らしていたある日、

蔵の中に隠してあった羽衣を見つけて天に飛び立つ。

 

という伝説が、日本の多くの地にいにしえから伝わっています。

その夫や子どもがその地の王のはじまりという

話になっているものもあります。

韓国や中国、ヨーロッパにも似たような伝説が残っています。

舞い降りた天女はいったい何を表しているのか。

 

ある時、その意味が閃きました。

 

天女伝説は、天の存在だった私が、

仲間と連れだって地上に降り立った時の

遠い記憶から生まれたもの。

 

「ああ、私は、地上に降り立った天女だった。」

 

はるかなる昔、

私は私を受け入れられるほどに進化した地上の体に入るために

地球にやってきました。

 
舞い降りた天女
 

目的は三つ。

 

地上での体験を通して自分を知る

愛と調和の意識を持つ生命体へと人類を進化させる

自らの意識の進化を通して宇宙の進化に貢献する

 

天の存在である私が地上で生きるためには、

潜水夫が海に潜るときに潜水服が必要なように、

体の中に入る必要があったのです。

 

そして、

地上での体験をまっさら状態で体験するために、

記憶を消しました。