真木千秋からの便り「手が知っていること」
Letter From Chiaki Maki, “What Hands Know About”
2013/09/28 3:38 PM 羽衣/身衣
インドから帰国したばかりの千秋さんから
メールと写真が届きました。
写真は、レモンの岩塩漬け、
一週間干したあと、香辛料を入れるそうです。
手料理の無限の可能性に、いつも感動している私は、
このメールを読んで、私の魂の奥にある何かと
千秋さんの魂の奥にある何かが、共振しているのを
感じて、うれしさがこみ上げてきました。
創造する存在、私たちの想像を形にしてくれる
大切な相棒が両の手。
手で作られたものには、手を通して
作り手の愛と生命力が満ちていきます。
つぶつぶ料理は、毎日のキッチンで、
私の手から生まれました。
そして、暮らしの中で進化し続けています。
ほんとうに、手が知っているのです。
入れるべき調味料の量も、
いつ混ぜたらいいかも!
千秋さんのメールシェアしますね。
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ゆみこさん
gangaがはじまってもうじき4年、
私も年間約半分の月日、
ganga工房でのものづくりに費やしてきました。
四半世紀もの間インドで織ものを作り続けてきて、
今も日々驚かされることがたくさんあります。
工房では手の仕事は無限大で、
普通に考えるとやってはならないことやできないことがありません。
「手」でやればできることをなんでもやる、
それが工房の姿勢です。
畑を耕し、農作物を育て、
その恵みをいただくのととても似ている、
おいしい作物をつくる為に生まれる知恵、器用な手。
経験の積み重ねや手から手に受け継がれるもの、
自然に近ければ近いほどわかること。
手は知っているかのようにうごいている。
染織もまた暮らしの中でどんどん進化し、
毎日素材と向き合い、生かすことでさらに美しく、
心地よくなることを感じます。
そのようにして今年もまた新しい風合いがうまれています。
真木千秋
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上田のギャラリーでの出会い以来、
毎年、春と秋に20年にも及ぶインド中を駆け巡っての
千秋さんの手仕事の結晶を、
つぶつぶカフェで紹介しています。
10月1日まで、つぶつぶカフェで展示販売会が開催中です。
http://www.tsubutsubu.jp/news/
私は、この秋はパシュミナウールのふんわり軽い、
かわいいストールとエメラルドグリーンのしわパンツが
気に入りました。
敷地の真ん中に月を映す池のある
大きなあたらしい工房を建設中だそうです。
出来上がったら、gannga工房の見学と
ヒマラヤの麓のつぶつぶ食生活体験研究ツアーを
したいなあとワクワク夢がふくらんでいます。
ツアーに興味ある方は、
「あたらしい私になる!メルマガ」に
エントリーしておいてね。