<未来食つぶつぶ講座24>ごはんを炊く-①

①「炊く」と「煮る」の違い

 

関東以北では「ごはんを炊く」と言います。
関西では、煮ることも炊く、と言います。
「火を焚く」というコトバがありますが、「タク」の和語的意味には、「何かの状態にする」「そうなるように操作する」というものがあります。

 

「煮る」については1月号でお伝えしたが、鍋の中でエネルギーが生まれ、定着して行く様子から表現した言葉です。

「炊く」は、「食材を組み合わせて、操作を加えてある状態にする、生かす」という行為者の行動から表したコトバです。

 

ごはん炊きが炊く人の技術を要することから、関東でもそこだけは、「炊く」と表現するしかなかったのですね。

 

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つづく(1/3)