〈未来食講座13〉植物と動物は真逆の体を持っている-①

< 未来食講座 13 >植物と動物は真逆の体を持っている

① 植物は酸を吸収してアルカリを排泄

 

植物と動物では生命循環システムが真逆です。

植物は環境から、太陽光や二酸化炭素、窒素など

酸性の栄養を取り入れて、

酸素をはじめとするアルカリ性の排泄物を出すというしくみで

成り立っています。

 

そして、動物の体を巡っているのは温かい赤い血液ですが、

植物の体を循環して栄養を運んでいるのは

葉緑体を含む冷たい透明な液です。

 

植物の体に体内時計がセットされていて、

様々な光受容体が日照の変化を感知して開花の時期を決めます。

あるところまで日が長くなると開花するのです。

そして、葉緑体が光をデンプンに変えて蓄積します。

 

光がその植物のニーズよりも弱いフィールドでは

植物はその活動を抑制されてしまい、実を結ぶことができません。

そのために、植物には好感度の環境感知センサーもセットされていて、

さまざまな環境要因の変動に応じて、

色素を変えて集光機能を高めるなど、

外部環境に適応して生き抜く力があります。

 

 

つぶつぶグランマゆみこ
つづく(1/3)