天女トーク&ライブwith Yoshie Ebihara 3/3
Ten-nyo Discussion & Music With Yoshie Ebihara Pt.3.
2013/10/03 12:00 PM 天女
今日はYoshieさんのメッセージを紹介します。
なぜ私が歌い始めることになったのか?
自分でも本当によくわからない。
ある日突然、歌となる景色が映画のように現れ、
メロディーがわたしの周りを流れて包み込むようになった。
それはまるで新たな扉が開いたその先に、
たくさんの歌が待っていたかのようだった。
それを、私はたどたどしいギターと一緒にうたいはじめた。
そしてその歌は、うたう私と
聞いてくれる人とをつなげてくれる。
す〜っと体にしみ込んでいく。
なんでだろう?この何とも言い表せない愛おしさは。
歌は私に今ここに生きていることの、
ここで過ごす時間のはかなさと愛おしさを
伝えてくれる。
Yoshie Ebihara は、シンガー・ソングライターとして
活躍しています。
2002年に、2人の男の子を育てる環境を求めて
東京から長野県伊那市へ転居しました。
2004年富士山に約6000人の人々が集った
“WPPD”(世界平和と祈りの日)の事務局長も務めました。
www.wppd2004.org/
商業的な要素をまったく無くして
3000万を超える費用を集め成功させたのです。
人気の高い2つの歌の歌詞を紹介しまね。
♪呪文のことば
歌詞&曲 Yoshie Ebihara
*ひとりひとりが
必ずもってる
このドアを開ける呪文を
“大丈夫やってみる”そう自分に言った
その先はまた、その時に考える
小さなその手に大事そうに
握りしめてるものは何?
その手に触れるそれだけで
全てのものが笑顔に
ここに降りたつ、眼を閉じて
闇の世界をくぐり抜け
眼を開けたらそこには
光の先には
笑顔と涙が映った
*ひとりひとりが
必ずもってる
このドアを開ける呪文を
“大丈夫やってみる”そう自分に言った
その先はまた、その時に考える
高い壁が立ちはだかり
どこまで行ってもきりがない
座り込んだ自分のその影が
壁の向こうに突き抜ける
足をふんばり手を伸ばせば
光の扉が現れ
精一杯押して心でつぶやく
“力を下さい、私に”
*ひとりひとりが
必ずもってる
このドアを開ける呪文を
“大丈夫やってみる”そう自分に言った
その先はまた、その時に考える
<この歌がやって来た時>
その時の私は、目の前に壁がいっぱいでね。
でもそんな時に見た映画のワンシーンと共に
やって来たこの歌が私を励ましてくれた。
生まれて来た赤ちゃんの小さな手。
そして、その小さな手の中に神様からの光が
握りしめられている気がした。
私たちはみんな神さまからの光を握りしめながら来たんじゃないかな?
だから、私はこの歌を何度も何度も自分にうたった。
♪いのちの輪
歌詞&曲:Yoshie Ebihara
土に近い、小さな花よ
その体に、空の青たたえ
何の為に咲くの?と聞けば
このときのため、と言って揺れる
ゆっくり歩く、その速度で
様々に咲く、小さな草花よ
走りすぎる、その時空では
気づく事もない、小さな花よ
吹く風が、その体倒しても
雨が、その体たたいても
*ここにありてここを生きる
ここにありてここを生きる
ただ、ここにありてここを生きる
ここにありてここを生きる
そびえ立つけやきの木
めくれ落ちる古い木肌は
枯れ果てても、ここで再び
土に帰るの、と穏やかに言う
私もそう、草も花も
この木肌と何も変わりなく
変わり行く、他の命に
つながりとけ込み、そして今
日差しが、体を暖めている
だれかが、何のために生きるの?と聞く
*ここにありてここを生きる
ここにありてここを生きる
ただ、ここにありてここを生きる
ここにありてここを生きる
いのちの輪よ〜
<この歌がやって来た時>
春のある日、家の近所を散歩していた。
普段車で通る道。
歩く足下にたくさんの小さな花が空に向かって
咲いていた。
足下の花の青、見上げる空の青。
そして、それを見る私。
全てが大きな循環の中に存在していると感じた。
それぞれにただここに在り、存在を確認し合うだけのその瞬間
さえも、とても愛おしく感じた。
そして、以前降りてきた言葉を思い出した。
“ここにありてここに生きむ(ん)”