天女伝説
Legend of Ten-nyo

天女という言葉からどんなイメージを思い浮かべますか。

 

羽衣伝説、天から舞い降りた天に住む女性、

おとぎ話、神話などでしょうか。

 

浮かぶイメージは、羽衣をまとった曲線美の

透き通るような肌の美しい女性が、

軽やかに宙を舞う姿でしょうか。

 

江ノ島の弁天さまは、海を荒れさせるなどして暴れる竜を諭して

人びとを救うために舞い降りた天女の聖地と言われています。

 

広島県にある安芸の宮島の弁天さまが有名ですが

赤い鳥居の弁天さまは日本各地に無数にあります。

 

天に住む美しい女性たちが連れだって地上に舞い降り、

水浴びなどして遊んでいるのを見た地に住む若者が、

光り輝く美しい羽衣に魅入られ、それを隠してしまい、

一人の天女が戻れなくなってしまう。

 

そして、若者と結婚して子供をもうけ幸せに暮らしていたある日、

蔵の中に隠してあった羽衣を見つけて天に飛び立つ。

 

という伝説が、日本の多くの地にいにしえから伝わっています。

その夫や子どもがその地の王のはじまりという

話になっているものもあります。

韓国や中国、ヨーロッパにも似たような伝説が残っています。

舞い降りた天女はいったい何を表しているのか。

 

ある時、その意味が閃きました。

 

天女伝説は、天の存在だった私が、

仲間と連れだって地上に降り立った時の

遠い記憶から生まれたもの。

 

「ああ、私は、地上に降り立った天女だった。」

 

はるかなる昔、

私は私を受け入れられるほどに進化した地上の体に入るために

地球にやってきました。

 
舞い降りた天女
 

目的は三つ。

 

地上での体験を通して自分を知る

愛と調和の意識を持つ生命体へと人類を進化させる

自らの意識の進化を通して宇宙の進化に貢献する

 

天の存在である私が地上で生きるためには、

潜水夫が海に潜るときに潜水服が必要なように、

体の中に入る必要があったのです。

 

そして、

地上での体験をまっさら状態で体験するために、

記憶を消しました。